企業概要
株式会社ミクシィ様
所在地:〒150-6136 東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア36F
概要:SNS「mixi」、スマホアプリ「モンスターストライク」を筆頭に、常にサービスの先にいる顧客(ユーザー)に対して真摯に応えるコミュニケーションサービスを提供している企業です。
URL:https://mixi.co.jpこの記事の目次
お客様の課題
本社移転工事に伴い、スタジオの音響と撮影の設備を導入したい。
当社からの提案
・スタジオの要求仕様を満たす音響設備・撮影設備
・スタジオの雰囲気作りにも効果的な内装・照明設計
・デザインも重視した機器選定
サウンドスタジオ
ナレーションや楽器演奏の収録に利用
カウンターにミキサーを埋め込んだレコーディング用のシステム(ProTools)や、その他の専用機材を中心に設計したスタジオです。機材はもちろん、ミキサーを埋め込むカウンターや内装、照明設計もトータルでご提案しました。
スタジオならではの機器選定
レコーディングした音をチェックするためのスピーカーは、音質にこだわって選定しています。また、対照的な2つのスピーカーや高品質なコントローラー、多数のアナログ機材など、レコーディングスタジオならではの機材を揃えました。
フラットさを追求したカウンター
カウンターにミキサーを埋め込み、フラットでスタイリッシュな操作スペースを作りました。それにより、使わない時には台本や楽譜を置くスぺ―スになり利便性も高く、お客様に気に入っていただいているポイントです。
5chのサラウンドスピーカー
スタジオ内にスピーカーを置く場合、通常は簡易的なシステムである場合がほとんどです。しかしミクシィ様では、スタジオ内でもコントロールルームと変わらず、高音質な音でサウンドチェックができるよう、5chのサラウンドスピーカーを導入しました。
フレキシブルに対応できるスタジオに
スタジオ内に取り付けられたディスプレイは、コントロールルームと連携しており、同じ画面を見ながらのレコーディングが可能です。
さらにPC接続用のタップを設置することで、スタジオ内で作業を完結させることができるようにしました。また将来的な設備の追加も見据え、スタジオとコントロールルームを繋ぐパイプを壁に埋め込みました。これは、防音仕様となっているスタジオは安易に壁の工事などができないため、増設工事の際にケーブルを通すための工夫です。
お客様インタビュー
今回、サウンドルームの導入時から関わってくださった株式会社ミクシィの安井聡史様と岡田健太郎様に、実際に導入に至った経緯、導入後の感想などを伺いました。
安井 聡史 様
株式会社ミクシィ
モンスト事業本部
デザイン室 サウンドグループ
マネージャー
岡田 健太郎 様
株式会社ミクシィ
コーポレートサポート本部
ビジネスサポート室
サウンドライツグループ
システムの柔軟性と簡潔性に課題を感じた
本社移転前に抱えていた課題とその原因は何ですか?
岡田氏:一番の課題はシステムの柔軟性と簡潔性に課題を感じていました。 移転前のスタジオでは、オフィスに後から手を加えた形なので、回線的にもシステム的にも案件によって限界を感じる部分がありました。
弊社がご提案した内容に期待したことは何ですか?
安井氏:システムはもちろんですが、内装、とくに雰囲気作りに期待しました。 専門業者(バドシーンさん)にも協力していただき、色や家具などの打ち合わせも具体的かつ的確だったので、期待度は高かったです。
導入時や運用開始後に苦労したことはございますか?
安井氏:貸しビルなので、間取りの制限が大きかったです。 レイアウトや家具で工夫していただいたおかげで制限を感じさせないスタジオに仕上げることができました。
機材変更や映像合わせの収録も楽になった
新しいサウンドルームを以前のスタジオと比較して出来るようになったこと、手間が減ったことはございますか?
岡田氏:より正確に調音いただいたので、収録後の処理(響きやノイズ)が短縮されました。 また、案件毎の機材変更や映像合わせの収録も楽になりました。
安井氏:Media Composerシステムや複数回線の同時収録、コライト等が安定してできるようになりました。
撮影スタジオ
明るさを確保した専用スタジオ
移転前のスタジオは、元々会議室だった部屋に照明やグリーンバックを置いた簡易的な作りだったため、照明機材の数が足りずに暗いと感じていたそうです。専用スタジオを設けるにあたって、撮影や配信時に十分な明るさを確保できるよう照明設計を行いました。
スタジオの汎用性を考慮した設備設計
撮影スタジオとして、照明や白ホリゾント(床と壁を緩やかな曲線で繋いだ白い壁・床)など基本的な設備を備えました。さらに撮影や配信の規模に応じた機材の増設にも対応できる設備を整えました。
スタジオとブースを繋ぐ音響設備
スタジオ内とブースでコミュニケーションを取るためのマイクとスピーカーも導入しました。スタジオ内で使用するマイクは天井から吊るすタイプだけでなくワイヤレスマイク(ピンマイク)も導入しています。
機能性とデザイン性を兼ね備えた内装
ブース内は広さが限られるため、スペースを最大限確保するためにカウンターを特注で制作しました。専用スタジオということもあり、スタジオらしいシックな雰囲気に仕上がりました。
お客様インタビュー
映像コンテンツグループのマネージャーである越智純平様にも、導入後の感想などを伺いました。
越智 純平 様
株式会社ミクシィ
デザイン本部
制作室 映像コンテンツグループ
マネージャー
本社移転前に抱えていた課題は何ですか?
以前のスタジオは会議室を改造した作りで、撮影した時に暗いと社内でも言われていました。
またライブ配信を行う場合、一つのスタジオ内に撮影スペースとスタッフブースを設けていました。そのため、配信中はスタッフは喋ることができず、コミュニケーションの取りづらさを感じていました。
どのような要望にも対応できるスタジオに
当社がご提案した内容に期待したことは何ですか?
撮影スタジオに導入した設備はあくまでも最低限のもので、必要に応じて機材を追加・仮設する前提で接続パネルや貫通孔を提案していただきました。
撮影スタジオを拠点として会議室などにも機材を拡張することで、大規模な配信にも対応できています。
社員からの使用希望が増えた
運用開始後に苦労したことはございますか?
スタジオとしての設備が整ったことで、スタジオを使いたいという社員が増えました。社長の木村も想像していた以上の本格的な設備だったようで、とても驚いていたのが印象的です。
ゲーム事業部のライブ配信はこれまでも多かったですが、コロナ禍という状況も相まって社内向けの配信も行われています。なので、スケジュールや機材管理は大変になりました(笑)
新しい撮影スタジオを以前のスタジオと比較して出来るようになったことはございますか?
新しいゲームプロジェクトが立ち上がった時、撮影スタジオがあることで配信・撮影が社内リソースで可能です。YouTubeチャンネルもコストを抑えて運用できるので、プロモーションがやり易くなったと思います。
インタビューにご協力いただき、ありがとうございました。
今後もお客様の課題に対して、満足のいく提案をさせていただきます。
自社スタジオ構築のご案内
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