イベント会社の担当者
日本とロシアの文化交流会。
ロシアの合唱団による演奏があるので、最高の音響を用意して下さい!
私たちが常駐しているホテルには、海外からのお客様もいらっしゃいます。
ある宴席では、文化交流のためにロシアから有名な合唱団が来るとのこと。
イベント会社が間に入り、機材の依頼をいただきました。
合唱団からの要望事項がイベント会社に届いたらしいのですが、全てロシア語とのこと!
そこから日本語訳されたものが手元に届いたものの、情報として十分と言えない内容でした。
しかし、そこは長年の経験でカバーします!
最高級のものを用意してくれという要望もあったので、スピーカーをはじめとした機材を、少ない情報と過去の経験から予約・手配しました。
本番の数日前に、やっとのことで機材の“仕込図”という、スピーカーやマイクの型番と配置図が記載されたものを、手に入れることができました。
この機材表は万国共通!!これで準備は完璧と思われました。
しかし、ここでトラブルが。
合唱団が連れてくると聞いていたエンジニアが居ないとのこと。
つまり当日、オペレーションをする人がいないのです。
急遽、サブとしてオペレーションを手伝う予定だったスタッフに、メインオペレーターを任せることにしました。
続いてリハーサルに入りますが、そこも日英露の通訳さんを交えて、打合せを進めます。
リハーサル・打合せでは、会場で投影する30本以上の動画について、流すタイミングの調整に苦戦する場面もありましたが、なんとか確認が進んでいきました。
本番では、経験豊富なオペレーションスタッフをはじめ、多くの人のサポートのおかげで無事に宴席を終えることができました!
終了後には、ロシアの合唱団の方から「ストレスなく演奏することが出来た」「東洋イチだ!」とお褒めの言葉をいただきました。
私は勝手にロシアの方は気難しい人だ…というイメージがあり、怒らせないようにしよう…と気を張り詰めていたのですが、お褒めの言葉をいただけたことは驚きました。
準備から本番まで大変だった分、それだけ思い入れの強い宴席となり、今は終わってしまって寂しい気持ちでいっぱいです…!!!!