2020年11月27日、当社主催のeスポーツ大会を開催しました。
メイン会場となった「東京會舘」では様々な会場演出を行い、初めての大会を華々しく盛り上げました。
今回は、配信では伝えきれなかった会場の様子をご紹介します。
メイン会場「東京會舘」
東京會舘 本館
・住所:東京都千代田区丸の内3-2-1
・会場名:3階バンケットホール「ローズ」
・広さ:1500㎡
・最大収容人数:2000名
・外部リンク:https://www.kaikan.co.jp/
この記事の目次
使用機材(一部)
・映像演出
大型LEDビジョン、画面レイアウト用スイッチャー、動画再生機
撮影用カメラ、配信機材一式
・照明演出
ムービングライト、LEDスポットライト
レーザー演出、ジェットスモーク演出
・音響演出
ラインアレイスピーカー、各種マイク
これらの機材以外にも、多数の機材を使用して会場を作り上げました。
会場セッティングの様子
映像演出
幅10mのLEDビジョン
ステージ上には幅10m×高さ3mのLEDビジョンを設置しました。
当日使用したのは、当社が保有するLEDビジョン。これまでもホテルイベントを中心に様々なシーンで利用されています。
LEDビジョンによる大きな画面上のレイアウトはシーンによって見やすく工夫しました。対戦時には中央に対戦画面を配置し、左右に選手の表情を映すためのワイプを配置しました。
掲載した写真はリハーサル中のものです。映像オペレーターの前にはモニターが並び、場面に応じて映像の切り替えを行います。
さらに横長のLEDビジョンのレイアウトと、YouTube・Twitchに配信する画面のレイアウトは異なるため、2名体制でオペレーションを行いました。
安定したライブ配信
視聴者向けのYouTube・Twitchの配信や、参加者同士を繋いだZoomも終始安定して配信されていました。
3拠点を繋いだ対戦のため、チームの交代時には回線を切り替える必要がありました。その際に画面がフリーズしたりブラックアウトすることも懸念されていましたが、事前確認とリハーサルを徹底したことで本番はトラブルなく終えることができました。
ゲスト解説のヴァナヲ選手からは「複数の拠点を繋ぎ、あれだけの機材を揃えた大会だったのにも関わらず、遅延やトラブルもなく進めてくれて感謝しています。」とお褒めの言葉をいただきました。
地域活性の想いを込めた映像コンテンツ
オープニング映像
オープニングや休憩中など大会中の様々な場面で、当社制作の映像を配信しました。
特にオープニング映像は、地域のPRや“繋がり”を印象付ける映像となり、大会のテーマである地域活性の想いが伝わる演出となりました。
照明演出
レーザーとジェットスモーク演出を使い、これから始まる大会への期待を高める登場シーンを演出しました。
東京會舘の「ローズ」には、全スパンで合計80台のムービングライト・スポットライトが備え付けられています。
豊富な照明機材を活かし、より明るく・立体感のある照明演出で大会を盛り上げました。
競技種目である「ストリートファイターV チャンピオンエディション」の世界観に合わせた、本大会のためだけに作られたオリジナルの演出です。
音響演出
広い会場においても音質・音圧を担保するため、ラインアレイスピーカーを設置し、対戦中の音声を大迫力で会場内に響かせました。
本番中のPA(音響オペレーション)は、YouTube・Twitch配信の音声担当、参加者同士を繋ぐZoomの音声担当、メイン会場内担当の3名で行いました。
実際の会場で聞くための音と、配信を通して聞くための音は異なります。視聴環境の違いに応じてオペレーションを行ったことは、円滑な進行を見えない所で支えた技術です。
運営・進行
これまで多くの企業イベントで運営・進行を行った経験から、本大会も段取り通りに進みました。
トラブルのないスムーズな運営は、当日も評価が高かったポイントです。
イベントディレクターより
「denON Beyond the Region 2020」を成功させることはもちろんですが、私たち電音エンジニアリング社員のオペレーション力や技術力を存分にアピールする場にしたいと考えていました。
世の中の状況的に大規模イベントが少ないこともあり、社内でも最高水準の音響・照明・映像のオペレーション力を持つメンバーを集結させ、本大会の演出に最大限の力を発揮してもらいました。
演出自体は各チームに一任していましたが、さすがの技術力で期待以上の内容となりました。
また、配信技術や画面構成については今の時代に注目を集める部分です。配信チームとは密に連携し、大会進行に画面展開を盛り込みました。いかに視聴者にフラストレーションを感じさせないか、配信チームと技術的な課題を一つ一つ解決しながら、本番を迎えました。
最終的には多くの企業・団体様にも協賛していただき、活気あふれる大会となりました。出演者やカプコン様にも大会運営について「さすが電音さん、ちゃんとしている」と言っていただけたことは、最高の褒め言葉と捉えています。
総合責任者より
初めての試みであるeスポーツ大会「denON Beyond the Region 2020」ですが、大会の企画から当日の運営まで、全てを社内リソースで進めることができました。
メイン会場となった東京會舘「ローズ」ですが、目の前には皇居が位置しています。まさに日本の一等地で eスポーツ大会を開催したことで、より注目を集められたのではないかと思います。
演出や運営についてはベテランスタッフが揃っていたこともあり、どれもハイクオリティな内容となりました。特効を使って華々しく演出した登場シーンは、参加選手も圧巻の仕上がりでした。
また“eスポーツ界にこの人あり”とされる選手やゲストがこの大会に参加し、試合だけでなく地元紹介を行ってもらえたことは、「地域活性交流戦」の名の通り、他の大会にはない内容となりました。
大会終了後、ヴァナヲ選手やなない氏から「初めてのeスポーツ大会を開催だったのにも関わらず、最後まで丁寧に運営してくれた電音さんに感謝しています。」などのコメントを複数いただいたこともあり、胸を張ってどこに出しても恥ずかしくない大会になったと思います。
【競技タイトル提供】
株式会社カプコン様(外部リンク:https://www.capcom.co.jp/sfv/)
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