慶應義塾大学 日吉キャンパス内の2教室に、シーリングマイクやスピーカーを導入しました。さらに、それらを一括操作するタッチパネルシステムを構築しました。
この記事の目次
施設概要
C3S01教室
C3S02教室
依頼内容
● ハイブリッド授業が定着しリモート参加の学生が増えたが、ディスカッションなど学生同士の会話を配信音声に乗せられないため改善したい
● ハンドマイクを回したり、収音マイクを都度設置するのは、手間が増えるため避けたい
当社からの提案
● シーリングマイクの施工と、ZoomやTV会議へ音声を送るためのシステム設定・調整
● シーリングマイクやスピーカーの操作をタッチパネルに集約し、誰でも簡単に操作できるシステムを構築
導入設備
シーリングマイク
教室の広さを踏まえ、教室のレイアウトや学生が座る位置が変わったとしても会話を漏れなく収音するために、一つの教室に複数台のシーリングマイクを導入しました。
設置後にはシーリングマイク同士が干渉しないよう、綿密に調整を行いました。
また、シーリングマイクで収音した音声は、オンライン授業用のZoomだけでなく、TV会議システムやアーカイブ用の収録にも使用されています。ハンドマイクの音声もあるため、シーリングマイクとボリュームが合うように設定を行いました。
操作用タッチパネル
教卓や壁に設置したタッチパネルで、音響システムの操作を可能にしました。
シンプルデザインで、音量(フェーダー)やミュートのON/OFFが一目で分かるデザインです。
当社の設計担当が、使いやすさ・分かりやすさを踏まえてデザインを考案しました。
ボタンを選択するとグレーからオレンジ色に変わり、音のON/OFFが一目で分かります。
さらに不要なボタンは画面から省き、授業に必要な機能をタッチパネルに集約したことで、操作方法に悩むことなく、誰でも簡単に使いこなすことができるシステムを実現しました。
その他設備
・天井埋め込みスピーカー
・音響ラック
・オーディオインターフェース
C3S01教室
C3S02教室
お客様コメント
慶應義塾大学大学院
メディアデザイン研究科
教授 工学博士
砂原 秀樹 様
・電音エンジニアリングの印象はいかがでしたか?
こちらの希望を聞きながら、システム設計や現地の調整対応してもらえました。
iPad(タッチパネル)の操作画面も分かりやすく、シンプルながらも必要な操作は十分にできるため、お願いして良かったです。
・導入したシステムを使用した感想を教えてください。
授業やイベントなどで少しずつ使い始めています。リモート参加の学生にとって、音の質が悪かったり音声が途切れてしまうと、90分に渡る講義の間、集中し続けることは難しいです。疎外感も感じやすいため、シーリングマイクによって教室の学生の会話を聞くことができ、共有感や臨場感が高まったことは学生にとって嬉しいポイントだと思います。
【導入事例】 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD) 様 / 神奈川県
https://jp.yamaha.com/news_events/2022/proaudio/case/keio_md.html
配信音声が聞こえにくい、ポータブルマイクを都度設置する手間を減らしたい、などお悩みの方にオススメのシーリングマイク。導入場所に合わせて機器選定から設計・施工まで対応可能です。まずはお気軽にお問合せ下さい。