2022年2月27日に青森県八戸市のFLAT HACHINOHEにて、当社主催の複合型ゲーミングイベントを開催しました。会場内では音響・照明・映像を駆使したオペレーションでイベントをさらに盛り上げました。
この記事の目次
照明オペレーション
FLAT HACHINOHEにあるアリーナ施設としての照明設備と当社が持ち込んだ演出照明機器を組み合わせ、華やかな照明演出を行いました。
使用機材(一部)
照明卓、ムービング卓、ムービングライト、小型LEDウォッシュライト、LEDパーライト
オープニング演出
イベントらしい華やかさと、対戦中のプレイヤーの心理状態を表すような緊迫感を表現しました。シーンごとにイメージが切り替わるように照明デザインを考案しました。
さらに、観客席やスケートリンクとステージの位置を考慮し、できる限りどの角度からも見え、ステージの広さを感じられるような配置を意識しました。
照明機材は常設されているセンタービジョン、リボンビジョンの輝度(明るさ)に負けないように機材を選びました。
スケートリンクならではの低い室温への対応として、機材保護や万が一のバックアップ機材の準備など、入念に機材選定を行いました。
映像オペレーション
FLAT HACHINOHEはスケートリンクの周りに観客席があるアリーナ会場です。
※このセンタービジョンは当社が導入した設備です。他にも映像・音響設備を担当しました。
使用機材(一部)
スクリーン(リア投影)×2、プロジェクター×2、映像スイッチャー、カメラ、動画再生用メディアサーバー、配信用PCなど配信機材一式
今回、メインステージを北側に配置したため、ステージから遠い南側にいるお客様などはステージが見づらくなってしまいます。
どの場所にいてもステージの様子が伝わるよう、センタービジョンに配信画面を投影しました。
メインステージには左右に183インチのリア投影スクリーンを設置しました。
通常はスクリーンの前側にプロジェクターを設置しますが、リア(後方)投影ではスクリーンの背面にプロジェクターを設置します。そのため、ステージの限られたレイアウトの中でスクリーン使用を実現しました。
また、照明演出や常設のセンタービジョンに明るさが負けないように20000lmの高輝度プロジェクターを使用しました。
音響オペレーション
機材準備はもちろん、音源選定にもこだわってオペレーションを行いました。
青森といえば津軽三味線が有名。オープニング演出では三味線で演奏している音源を使用し、青森での開催を印象づけました。
使用機材(一部)
パワードスピーカー、デジタル音響卓、マイクなど
このスピーカーは一般的なスタンドスピーカーより本体がスリムな為、設営が簡単であり、スクリーンや出演者を邪魔しないという点で選定しました。
スリムでありながら音がパワフルな点も特徴です。
FLAT HACHINOHEでは大型の常設スピーカーが会場の中央上部に取り付けられています。
そのため、北側のコンコースに設置したメインステージで演出を行った時、ステージの近くにいるお客様は音が聞こえにくくなってしまいます。
そこで、ステージ近くにいるお客様向けに仮設スピーカーを設置して音場調整を行いました。
設営・本番・撤去の様子(タイムラプス)
オペレーションスタッフのコメント
スポンサー企業様や会場様、役所や地域の方々の多大な協力のもと開催する事ができました。改めて感謝申し上げます。
スケートリンクでのイベントという非常に気温の低い環境下だったため、機材保護や万が一のバックアップ機材など入念に準備をした上での特殊なオペレーションとなりました。
また、イベントをアリーナ会場で主催するという初めての試みながら、部署を超えて協力して、大きなトラブルもなく形にできたのは、大きな収穫だと感じています。