そこで今回は監視カメラシステムのポイントと弊社の施工事例を紹介します。
数年前の今頃、とあるホテル様より
ホテル
監視カメラに課題があるのですが、相談に乗っていただけますか?
かしこまりました。ご提案致します!!
電音エンジニアリング
ホテルの課題は3点ありました。
①カメラの数を増やしてセキュリティを強化したい
②録画時間や録画画質を改善したい
③業務に影響なく入替工事をして欲しい
監視システムのポイント&実例紹介
①カメラの数を増やしてセキュリティを強化したい
ホテル
既存のカメラには死角があり、撮れていない箇所があるので設置数を増やしたい
監視カメラを増やす際には、ポイントになる箇所があります!
電音エンジニアリング
外貨両替機やクロークでトラブルが起こった時に、証拠を残しておくことで、お客様もホテルスタッフも守ることができます。
例えば1箇所でもカメラの付いていない出入口があると、人の出入りについて録画映像が証拠として成り立ちません。抜け漏れなく設置することが重要です。
高さ制限以上の車による、天井等の破損が起こることや、車同士の事故が発生する可能性があります。酷いケースだとゲートを突き破って出ていくなんてことも…証拠として映像を確実に残しておくことが重要です。
以上の3点を設置位置を抑えることで、監視カメラの映像が「証拠」となり、「トラブル抑止」にも繋がります。
②録画時間や録画画質を改善したい
現状の録画サーバーは、録画時間が1週間もたない状態。トラブルの際にデータが消えてしまっていることもありました。
ホテル
最低2週間は録画データを保存しておきたい
録画サーバーを更新することで、“3週間”以上の映像保存が可能になります!
電音エンジニアリング
録画時間はサーバーのHD(ハードディスク)の容量次第となります。そこでホテルからの要望に応じた機器選定を行いました。
既存の監視カメラ画質は、顔の判別までは出来ない状態でした。男性・女性・服の色・身長などは分かっても、人物の特定が出来なかったのです。
ホテル
現在のカメラでは、録画映像を見ても顔が見えないことがあります。
広範囲を撮りつつ細部まで確認する機会がある場所には、高画質のカメラを設置します。
電音エンジニアリング
全てを高画質カメラに変えるのは簡単です。しかし、性能が良いモノは高価格になってしまい、費用ばかりかかってしまいます。そこで広い範囲を撮影する出入口やエントランスのみ高画質のカメラを選定。それ以外は性能は普通画質のカメラを選定してコストダウンを行いました。
③業務に影響なく入替工事をして欲しい
既存の監視カメラは、24時間体制で常に録画を行っていました。新しいカメラに入替工事をする時でも、長時間録画を止めることは出来ません。また、エントランスやロビーは常にお客様が行き交う場所で、1日のうちに工事できる時間が深夜に限られたりと、制限がありました。
ホテル
防犯・安全上、録画は出来る限り止めたくない…
お時間はいただくことになりますが、一つ一つ順番に入替えていきます。
電音エンジニアリング
私たちがとった手段は、ひとまず新しいネットワークカメラのサーバーを仮設することです。既存のアナログカメラを動かしながら、入替が済んだところから、ネットワークカメラに切り替えていくことで、カメラを止める時間を最小限にしました。
工事を行ったホテルは数十階立てのホテルだったこともあり、カメラの切替が完了し、デジタルの録画サーバーを仮設から常設に設置変更しました。新しく数百台のカメラを設置、しかも場所によっては深夜時間帯のみなど、作業可能時間が限定される中で工事を進めたため、3か月という日数がかかったのです。
聞いてみました!「監視カメラを更新して良かったことは?」
ホテル
クリアな映像で状況を細かく把握できるため、トラブルが起きた時に迅速に・正確に動くことが出来るようになった。
ホテル
カメラの設置台数が増えたことにより、抑止効果が働いてトラブルが減った。
まとめ
今回は監視カメラの大がかりな入替工事となりましたが、新しいカメラ・録画サーバーは、お客様やホテルスタッフを守る大事な役割を果たしています。
監視カメラ提案ポイント
①これまでのノウハウを活かして、監視カメラの増設提案も承ります。
②必要な性能の機材を、ご予算に応じて提案します。
③既存カメラを併用しながらでも、新しいカメラを導入できます。
その他、ご要望に応じて提案をさせていただきます。
お気軽にご相談ください!