アーティストの世界観を形にする、照明・特効のテクニカルサポート


アーティストが思い描く世界観を、実際の会場でどう表現するか。
イベントやパフォーマンスの現場では、参考画像や演出イメージがあっても、それを照明や特効、音響、会場設備の条件に合わせて形にしていくには、専門的な判断が必要になります。

電音エンジニアリングでは、そうした演出イメージをテクニカル面から整理し、実現可能な形へ落とし込むサポートを行っています。

今回紹介するのは、株式会社宇悦様が展開するパフォーマンスイベントでの照明・特効サポートです。

参考画像から、実現可能な演出へ

株式会社 宇悦(UZETSU Co., Ltd. )
https://www.uzetsu.com/(外部リンク)

株式会社宇悦様は、自社IP「UZETSU」を展開し、日本各地の文化資源を舞台芸術や空間演出として発信している企業です。

宇悦様のパフォーマンスでは、ダンスや音だけでなく、光の当たり方や空間全体の見え方も重要な要素になります。

今回の案件では、アーティストが持つ「こう表現したい」というイメージを、実際の会場条件や機材構成に合わせてどう再現するかがポイントでした。

電音では、宇悦様から共有された参考画像やステージパース、演者の立ち位置をもとに打ち合わせを行い、要望に合う機材や演出方法をテクニカル面からご提案。
人物を囲むような光の筋を見せたいという要望に対しては、通常の照明では再現が難しいためレーザーの活用を提案するなど、参考画像やイメージをもとに会場で実施できる演出内容に落とし込んでいます。

また、舞台上の細かく指定されたエリアに光を当てたいという要望に対しては、照明機材の設置位置などを踏まえダンサーチームと事前に動線やポジションをすり合わせました。
照明側の条件と演者の立ち位置を綿密に調整することで、希望するエリアに光が入る構成を組み立てています。

要望をそのまま照明機材だけで再現するのではなく、会場条件や演者の動きも含めて最適な方法を検討できる点が、電音のテクニカルサポートの特長です。

先方の要望をそのまま機材対応に置き換えるのではなく、会場条件、機材の制約、演者の動きまで含めて確認し、目的の見え方に近づけるための実施方法を提案しました。

照明・特効・レーザー手配まで一括対応

宇悦様が必要としていたのは、照明や音響単体の対応ではなく、パフォーマンス演出に必要なテクニカル面をまとめて相談できる体制でした。

パフォーマンスの規模が大きくなると、照明、音響、スモークなどの特効、スタッフ手配など、確認すべき領域も増えていきます。
それぞれを個別に手配すると主催者側で各領域の相談先を探す必要があるほか、演出イメージの共有、スケジュール確認、当日の役割分担など、確認すべき項目も増えるため企画担当者や主催者の負担が大きくなります。

電音では、イベントの内容や要望に応じて、照明・特効・レーザー・音響など必要な技術領域を確認し、実施体制を組み立てました。

照明は電音が担当し、レーザーや特効など専門性の高い領域についても、協力会社との連携により対応しています。

主催者側が各領域の相談先を個別に探し、演出内容の共有やスケジュール調整をそれぞれ行うのではなく、電音が窓口となって必要な体制を整えることで、複数領域にまたがる演出準備を進めやすくしました。

パフォーマンスに合わせた光のつくり方

宇悦様が披露するゆっくりとした動きや身体表現を重視するパフォーマンスでは、光の当たり方や色変化の速度が印象を大きく左右します。

そのため電音では、使用する灯体や光の強さ、変化のタイミングなどをアーティストと確認しながら、演者の動きに合わせて照明を調整しました。

また、過去の対応で得た宇悦様の演出意図や傾向をもとに、都度細かな指示がなくても意向に合わせた照明設定を行いました。

点滅速度はゆっくりめの方が好まれていた経験を踏まえ、今回も当初の早いテンポから速度を落として設定。
赤から青へ色を変化させる場面では、途中で好まない色味が出ないように調整するなど、過去の打ち合わせや現場で得た情報を次の演出に反映しています。

リハーサルや本番前の調整では、照明の色味・明るさ・光の当たり方について、直前に細かな変更が入ることもあります。

電音では、そうした変更に対して照明操作や設定変更をその場で行い、先方のイメージに合わせて演出を調整。
大量に出る指示にも迷いなく対応し、その場で変更を反映できる即応力は、宇悦様からも評価いただきました。

屋外会場でも、電源・雨天対策までサポート

屋外会場で照明演出を行うために必要な電源確保や雨天対策も含めて対応しました。

6月に赤坂氷川神社で実施されたイベントでは、野外会場という特性上周辺に十分な電源設備がありませんでしたが、使用する照明機材や音響機材の消費電力を事前に確認し、必要な電源容量を算出したうえで、ポータブル電源を複数台持ち込んで対応しました。

また、当日は朝から雨が降っていたため、防水対応の機材を選定したうえで、雨避け用のテントを設置しました。

機材本体が防水仕様であっても、コンセントやジャックなどの接続部分は水に弱いため、接続部に水が触れないよう個別に防水処理を行っています。

屋外イベントでは、会場に常設設備がない、天候によって機材条件が変わる、リハーサル時と本番時で明るさが異なるなど、屋内会場とは違う確認項目が発生します。
電音では、会場条件に合わせて機材構成、電源計画、雨天時の設置方法を調整し、屋外会場でも安全に演出を実施できる環境を整えました。

演出イメージの段階から相談可能

電音では、照明のみの相談はもちろん、音響・映像・特効を含めた総合的なサポートにも対応しています。

「参考画像のような雰囲気にしたい」
「屋外会場で照明演出を行いたい」
「照明・音響・特効をまとめて相談したい」

そうした段階から、イベントの目的や会場条件に合わせて、必要なテクニカル要素を整理します。

企業イベントやブランドイベント、施設を活用したイベントなど、音響・照明・映像・特効を含めたテクニカル面でお悩みの際は、企画段階からご相談ください。