全社員2,300名が集まった表彰式イベントにおいて、会場手配から進行ディレクション、音響・照明・映像のオペレーションまでを一貫して担当しました。
一人ひとりの受賞シーンを大切にしながらも、透過型LEDビジョンと40台以上の照明を組み合わせ、会場の特性を最大限に活かした“記憶に残る非日常体験”として空間全体をデザインしています。
この記事の目次
表彰式の概要
参加人数:2,300名
形式:着席
プログラム
・オープニング:バンド演奏
・四半期表彰
・ダンスや歌のパフォーマンス
・部門ごとの表彰

会場:大田区総合体育館
担当業務
会場手配から進行のディレクション及び音響・照明・映像オペレーションを担当しました。
運営:会場手配、ステージデザイン・施工、進行ディレクション
音響:各種調整(マイク/映像音声/スピーカー/バンド楽器)
照明:会場照明、演出照明(ムービングライト)
映像:透過型LEDビジョン 、スイッチング(カメラ/VTR/PCの切り替え)、撮影(カメラ、ジンバルカメラ、クレーンカメラ)
表彰式のポイント
2,300名が注目する特別な瞬間を演出
今回の表彰式は、全社員が一堂に会する大規模な社内イベントとなりました。主催者様は「ステージに立ったときの登壇者の高揚感を大切にしたい」という想いをお持ちだったため、会場全体で受賞者を称える空気感を意識しました。
受賞者が四方からの視線を浴びながら登壇できるステージ構成にすることで、登壇の瞬間に自然と高揚感が生まれる設計を実現しています。
※動画に音声はありません。ご了承ください。
さらに、クレーンカメラと2階席からのカメラにより、視点の高さに変化をつけた映像演出も実現。参加者の目線からと、上空からの広がりある映像の両方を駆使し、感動の瞬間を余すことなく捉えました。
無骨なステージデザインと大型LEDで“フェス感”を演出
メインステージには400インチのスクリーンと、両脇に透過型LEDビジョンを配置。フェスやダンスイベントを彷彿とさせるような、イントレ(鉄骨)をあえて見せた無骨なステージデザインで、非日常感と高揚感を演出しました。

表彰式の合間には、社員によるバンド演奏やダンス・歌のパフォーマンスも実施しました。照明や音響に変化を加えることで、表彰パートの厳かな雰囲気とパフォーマンスパートのにぎやかさという異なる空気感を出し、シーンごとにメリハリのある演出を行いました。



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透過型LEDと40台以上の照明が織りなすダイナミックな映像と光の演出
一般的なLEDビジョンは透過性がないため、スクリーンの背面に照明機材を設置することはほとんどありません。
一方で、今回採用した透過型LEDビジョンは、その特性を活かしてビジョンの背後に照明を設けることで、空間全体に奥行きと立体感のある演出を実現しました。
表彰式では、中央スクリーンに視線を集中させるため、両サイドの照明をあえて控えめに。一方で、バンド演奏やダンスなどのパフォーマンスシーンでは、LEDの隙間から照明を大胆に放つことで、客席も盛り上がるライブ感のある演出が可能となりました。
透過型LEDは1つのセッティングで空間の表情を変えられるため、同じスペースで照明と掛け合わせることもでき、2つの使い方ができる柔軟性も大きな強みとなりました。


今回のステージが出来上がるまで
当社スタッフのコメント
私たちは、単に機材手配やオペレーション派遣するだけでなく、お客様の理想や想いを“空間”として形にすることを大切にしています。
会場の手配から進行ディレクション、照明・映像・音響のテクニカル部分まで、イベント全体を一貫してサポートすることで、主催者様のイメージを具体的な演出プランに落とし込むことが可能です。
今回の表彰式では、大田区総合体育館の広さを活かし、イントレをあえて見せた無骨なステージデザインでフェスのような空間を演出しました。
主催者様の「登壇者の高揚感を大切にしたい」という想いを受け、四方から視線を集める構成で、会場全体で称える一体感を意識しました。
そうした工夫によって、単なる演出にとどまらず、参加者全員の記憶に残る特別な体験を一緒につくり上げることができました。
イベントに関する演出でしたら、ぜひ電音エンジニアリングにおまかせください。
会場手配を含めたディレクション、映像・音響・照明すべてにおいて、プロのディレクター・オペレーターがサポートいたします。