この記事はで読むことができます。
近年、リモートワークやオンライン会議の普及により、会議室に求められる設備は大きく変化しています。
オフィスや会議室の施工を年間約400件手掛ける当社が自社の会議室で実際に使用している『Jabra PanaCast 50』の実力をプロの視点から詳しくご紹介します!
この記事の目次
会議室のトレンドとは?

リモートワークとオンライン会議
リモートワークの普及により、会議形式は大きく変化しました。従来の対面会議だけでなく、リモート参加者を含めたハイブリッド形式の会議が主流となり、これに対応できる設備が求められるようになっています。高品質な音声と映像を提供するシステムの導入は、オンライン会議を成功させるための重要な要素です。
オンライン会議に適した会議室とは?
オンライン会議が日常的になった現在、ストレスのない快適な会議環境を作るためには、会議室の設備に工夫が必要です。会議中の音声や映像のトラブルは、参加者間のコミュニケーションを妨げ、生産性の低下を招く原因となります。参加者全員がスムーズにコミュニケーションを取れる、オンライン会議に適した会議室とはどのようなものでしょうか?

オンライン会議では、音声が途切れたり雑音が混ざると、議論がスムーズに進みません。そのため、ノイズキャンセリング機能を備えた高性能マイクの導入がおすすめです。また、より広い範囲を収音できるマイクを使用すれば、会議室内のどの方向からの声も均等に拾うことができます。これにより、発言者の声をクリアに届け、リモート参加者との意思疎通をストレスなく行えます。

オンライン会議で大切なのはクリアな音質です。リモート参加者の発言を明瞭に再現し、全体のコミュニケーションをスムーズに進められます。部屋の広さに応じたスピーカーの配置で、音響バランスを整えることで、オンライン会議を快適に実施できます。

超広角カメラを使用することで、会議室全体をリモート参加者に共有できます。特に、AI機能を搭載したカメラは、発言者を自動的にフォーカスしたり、参加者の動きに応じて画角を調整したりするため、リモート参加者にも臨場感のある映像を提供します。

高解像度ディスプレイを活用することで、スライドや資料、グラフの細部まで鮮明に映し出せます。
特に、色分けされたグラフや細かな数値が含まれる資料では、視認性の高さが情報の理解度に直結します。視覚的な訴求力が高いディスプレイを使用することで、会議自体の質を向上させることが可能です。

音声や映像の遅延や途切れは、オンライン会議の大敵です。最新の圧縮技術を備えたシステムや、有線接続を活用することで、ネットワークの安定性を確保できます。さらに、予備の回線を用意しておくことで、接続トラブルを回避できる準備も大切です!
快適さとデザイン性の両立
会議室は、社員だけでなく訪問者を迎える「会社の顔」としての役割を果たします。そのため、快適さとデザイン性を兼ね備えた空間作りが求められています。防音パネルなどを導入することで、話しやすく聞き取りやすい環境を整え、参加者全員が会議に集中できる快適な場を実現できます。
さらに、洗練されたデザインを取り入れることで、会議室全体におしゃれでプロフェッショナルな印象を与えることが可能です。これは特にクライアントやパートナーとの会議では、会社全体の信頼感を高める要素にもなります。
また、複雑な設定や操作が必要なシステムでは、会議の準備に余計な時間がかかり、生産性が低下します。ワンタッチで操作できるシンプルなシステムや、直感的なインターフェースを備えた製品を導入することで、参加者が手軽に使用できる環境を整えることが重要です。
プロが選んだJabra PanaCast 50! 実際の使用レポート
私たちは年間約400件のオフィス・会議室システムの施工を手掛ける企業として、多くの製品を検討・導入してきました。そんな私たちが、実際に自社の会議室で導入し、日々活用しているのが「Jabra PanaCast 50 」です。
Jabra PanaCast 50 とは?

●製品名:Jabra PanaCast 50
●製品寸法(幅×高さ×奥行き):650mm x 80mm x 125mm
カメラ・マイク・スピーカーを一体化した、Web会議向けのオールインワンシステムです。
3台のパノラマ4Kのカメラを搭載し、180度の画角で部屋全体を鮮明に映しだします。狭いスペースでもすべての参加者を画面内に収めることができ、オンライン会議に最適です。AIによる自動ステッチング機能で、3つのカメラの映像を歪みのない映像としてつなぎ合わせ、自然な映像を映しだすことができます。
また、AI技術を活用した自動フレーミング機能により、発言者や参加者の動きに応じて画面を最適化し、臨場感あふれるコミュニケーションをサポートします。
さらに、高性能マイクとスピーカーを内蔵しており、クリアで自然な音声を実現。付属の金具を使えば、卓上設置や壁付けのどちらにも対応可能で、どのようなスペースにもフィットする洗練されたデザインです。リモートワークやオンライン会議の効率をさらに高める一台です。
どんな環境に導入したのか?
自社では、対面での会議はもちろん、顧客との打ち合わせや各拠点間のオンライン会議を頻繁に行うため、音響・映像設備が欠かせません。しかし、それらを個別に用意すると機材が増え、会議室の利用可能なスペースが狭くなってしまう課題がありました。この問題を解決するために選んだのが「Jabra PanaCast 50」です。
私たちの会議室では、モニターを壁掛けで設置し、その下にJabra PanaCast 50を浮かせる形で配置しています。この配置により、コード類をすっきりとまとめて整理することができるため、見た目が美しく、きれいな会議室を保てます。
また、機材を壁に設置することで机の上を広々と使うことができ、より快適な会議環境を実現しました。

さらに、この会議室は倉庫の一角に設置されているため、天井が高く、声が響きやすい環境です。そこで、吸音パネルを併用することで、音の広がりを効果的に抑え、参加者全員が聞き取りやすい音響環境を整えています。これにより、対面でもオンラインでもスムーズなコミュニケーションが可能となりました。
導入機材 :Jabra PanaCast 50(会議システム) / OFF TONE(吸音パネル) / SHARP PN-U553(液晶ディスプレイ)
その他備品:机 椅子(8脚) ホワイトボード
実際の使用感は?

スピーカーの性能が非常に印象的でした。
音声がクリアで聞き取りやすく、会話内容を正確に把握できるため、オンライン会議特有のストレスが大幅に軽減されました。
特に、音の広がりが自然で、複数人が参加する会議でも快適に利用できる点が大きな魅力です。
カメラに搭載されている180度の広角レンズは、会議室全体をしっかり映し出せる点で非常に便利です。狭いスペースでも、端に座る人が画面から外れる心配がなく、全員が画面内に収まることで一体感のある会議を実現できます。
また、自動フレーミング機能は、広角ゆえに遠くにいる参加者が小さく映ってしまう場合でも、発言者を自動で拡大してくれるため、重要な場面では表情や仕草をしっかり確認できました。ただし、動きに若干のラグがある点は一部気になる場面もありました。



↑ 発言者のみを映す
← 部屋全体を映す
さらに、この製品で面白いと感じたのが、特定の範囲を事前に登録することで、
3つのカメラの1つを使い、遠くに設置されているホワイトボードに画角を固定させることで、ホワイトボードを拡大して、そのまま画面共有できる点です。
近年では電子黒板が主流になりつつありますが、コストを抑えたい場合には、カメラ固定機能を利用して既存のホワイトボードを活用する方法も有効な選択肢になりそうです。


マイクについても、全体的に満足のいく性能でした。発言者の声をしっかり拾い、オンライン会議でのやり取りが非常にスムーズに進みます。特に、複数人が参加する会議や広めの部屋でも、参加者全員の声をバランスよく拾える点が好印象でした。
提供:Jabra様(外部リンク:https://www.jabra.com/ja-jp/about)
総評
全体的に、オンライン会議を快適に進めるためのオールインワンソリューションとして非常に優秀です。中でも、スピーカーの高音質とカメラの広角機能が際立ったポイントであり、オンライン会議の質を大きく向上させる製品だと感じました。
カメラ、マイク、スピーカーが一体になった会議システム「Jabra PanaCast 50」。充実した機能で、Web会議のスムーズな進行を助けるアイテムです。
ご興味のある方はぜひお問い合わせください。