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緊急事態宣言下での対応
2020年4月、コロナウイルスの感染拡大により多くの公立学校は臨時休校を行い、専門学校や大学も遠隔授業の実施や開始時期の延期を行いました。(※1)
しかし、家庭学習の中心は紙の教材によるものが中心となり、デジタル教材やオンライン指導を活用した学習の実施率は3割未満という調査結果が出ています。
新型コロナウイルス感染症対策のための学校の臨時休業に関連した公立学校における学習指導等の取組状況について(※2)
※1 文部科学省「学校の臨時休業の実施状況、取組事例等について」より
※2 文部科学省「新型コロナウイルス感染症対策のための学校の臨時休業に関連した公立学校における学習指導等の取組状況について」をもとに作成
デジタル教材での学習は、学校だけでなく企業でも取り組みが始まっています。オンライン授業は入社時やスキルアップ研修、社長や役員からの指針表明にも活用できます。
オンライン授業の課題
オンラインでの授業・研修が進まない要因はいくつかありますが、ここでは3つの課題を取り上げます。
配信側の課題ー生徒の進捗管理が煩雑化
オンライン授業を行う場合、これまでとは異なる学習状況の管理が必要になります。例えば、受講者が何を・どの程度まで閲覧・視聴したかを確認したり、それらのデータを既存のLMS(学習管理システム)に統合しなければなりません。
配信側の課題ー資料制作の手間が増加
配信用の映像を作成する場合、話し手の様子と資料を組み合わせた2画面構成の映像を作る必要もあるかと思います。映像編集は手間も時間もかかる作業ですので、配信側の負担が増えてしまいます。
受講側の課題ー通信環境や視聴デバイスによる影響を受ける
受講者の通信環境は様々で、視聴デバイスもPC・スマートフォン・タブレットと異なります。そのため受講の際は、安定して視聴するための環境を各々で整えなければなりません。
オンライン授業向けおすすめサービス
オンライン授業の課題を解決するサービス、「Mediasite(メディアサイト)」をご紹介します。
「Mediasite」とは?
日本では170以上の教育機関で使用されており、教育現場だけでなく大手企業でも活用されている世界シェアNo,1の映像配信システムです。
また動画の収録・編集・配信・視聴まで全て一つのシステムで対応していることも特徴です。
既存のシステムと連携して学習状況を管理
Mediasiteのアカウントと既存のLMS(学習管理システム)を連携することで、システム管理の手間を最小限にすることができます。
さらにMoodle(eラーニング)で動画コンテンツの作成、編集、登録、視聴、視聴履歴の確認が可能で、Moodleにログインすれば一連の操作が行えます。
既存のLMS(学習管理システム)と連携できるため、mediasiteのアカウントと連携させることで、システム管理の手間を最小にできます。
また、Moodle(eラーニング)上で動画コンテンツの作成、編集、登録、視聴、視聴履歴の確認が可能です。Moodleにログインすれば一連の操作が行えます。
さらに細かな視聴履歴が記録できるため、いつ・誰が・何を・何時間・何回・どのデバイスで、等の項目をユーザー単位やコンテンツ毎に計ることが可能です。メールサーバーと連動し毎週自動で視聴情報を送る機能もデフォルトでついています。
視聴傾向を可視化することで、配信方法や内容の改善点発見にも繋がります。
専用の収録ソフトで誰でも映像作成が可能
専用の収録ソフト、MDR(Mediasite Desktop Recorder)をPCにインストールすることで、PC上で収録・編集・配信が可能になります。
PCの内蔵カメラまたはPCに接続したUSBカメラの映像と、PC画面の教材画像も同時に収録できます。そのため講義室だけでなく、研究室や自宅などでの収録も可能です。
収録する場所にとらわれず、配信者が自ら使用しているPC上で、映像・音声と教材画像を組み合わせたコンテンツを作成することできます。
収録場所にとらわれないため、講義収録以外にも様々な運用が可能になります。
教務課・学生課・就職課でのカウンター業務の軽減に
定期的なガイダンスなどを収録し、コンテンツを配信できます。学生の一般的な問い合わせに有効です。 時間リソースを個別の相談や特殊な問い合わせに集中できます。
就職課(キャリアセンター)からの情報発信に
就職ガイダンスや企業などの講演、インターンシップ後の学生発表を収録することで、学生同士の就職活動のヒントになります。
マルチデバイスに対応
ブラウザで視聴可能なMulti View Playerを搭載し、PC・タブレット・スマートフォンと視聴端末を選びません。そのためいつでも・どこでも視聴が可能で、空き時間の有効活用にも繋がります。
ZoomとMediasiteを連携することによって、Zoomで行った遠隔授業などを録画し、Mediasite Video Platformサーバーに保存し視聴することが可能になります。それにより、ライブ配信とオンデマンド配信を併用することが可能です。
メディアサイト株式会社ーMediasiteの機能詳細はこちら
システム導入例
教室内にネットワークカメラを常設し、実際の授業をそのまま収録できるようしました。カメラのアングルも事前に設定しておけば、簡単な操作で変更・調整が可能です。
カメラの映像は収録レコーダーを使用して保存します。カメラ映像に加え、PC画面の教材画像も同時に収録ができます。
さらに収録のスケジュール登録が可能なため、事前に設定することで映像の撮り逃しを防ぎます。
導入時、あらかじめ複数台のPCに収録ソフト(MDR)をインストールし、収録・編集・配信ができる状態でご提供します。
※台数はご要望に応じて増やすことが可能です。
利用用途や使用場面をお伺いし、機器の取り付け箇所などを現地で確認します。
ヒアリング内容を元にサービス内容を具体化します。
打合せを重ね、最終的にどのようなシステムを導入するか決定します。
工事終了後、利用時の操作方法などをご説明します。
システムを導入希望の方だけでなく、詳しい仕様のご説明も可能です。まずはお気軽にご連絡ください。