導入事例|国立新美術館様~スマートライト導入

shinbi

shinbi

提供:国立新美術館


国立新美術館エントランス

提供:国立新美術館


導入背景

国立新美術館様は、設計を黒川紀章氏が手掛けた、「コレクションを持たない美術館」です。その為、その景観にも美術的な価値があることから、既設の照明効果に問題があっても、その景観を崩すことなく改善することは大変難しい、という課題をお持ちでした。

そこで、普段はあまり自己主張をせずひっそりと収まり、イベント時にはとてもスマートに照明効果を生み出すことができるスマートライティングシステム「SALIOT」を導入しました。


室屋 泰三 様


User’s VOICE

国立新美術館

情報企画室長 主任研究員

室屋 泰三 様

運用後のご感想

美術館の景観に悪影響を与えることなく、演出面、生産性の面でも非常に高い効果を得ることができました。美術館は割と色温度が低く、展示室だと3000Kか高くても4000Kで、通路の光壁の明かりも障子のようなものを通しておりますので、色温度は相対的に低くなっています。それに対して、照明が浮いてしまっても良くないし、溶け込みすぎても効果が出ない。その為、iPadを用いて手元で方向を決めたり、細かく色温度調整ができることは非常に高いメリットがあります。


また、イベントの際に高所作業台を用いた照明の設置作業がなくなったことで、考えることのレベルが変化し、さらにその先の演出を考えることができるようになりました。投資対効果はストレートに出ています。加えて、講堂の入口3か所へ付けたダウンライトタイプに関しても、入口や受付をSALIOTでクローズアップすることにより、サインを増やすことなくお客様が立ち寄りたくなる雰囲気が出せるようになりました。

今後のご計画

ロビーコンサートを行っているエリアに関しては、課題を把握していたので活用できていますが、そのほかの部分でどう活用していくのかはこれからですね。

また、開催するイベントによって変化する部分については、電音さんにご相談させていただきながら運用ノウハウを高め、数量や配置を調整していきたいと考えています。

ロビー照明

手元の端末操作で作業時間の短縮

Task

ロビーは吹き抜けになっているため、上部にダウンライト等がありません。コンサートの際は窓側のキャットウォークに照明を吊っていましたが、レイアウトの変更等向きを変えたい時に高所作業台を利用するしかなく、閉館後の作業を余儀なくされていました。

また、既存のスポットライトは演者やスタッフから眩しいという声もありました。

Solution

iPadを使って角度や色温度を変更できるようになったことで、お客様がいらっしゃる時間帯でも自由に向きを変えられるようになりました。眩しさへの対応については、その場で照度・照射方向を調整することで抑えることができました。

スポットライトMS-V2黒
SALOT ライティングレール専用 スポットライト
MS-V2(黒)
SALIOT点灯時
SALIOT天井設営時
SALIOT天井設営時
演奏会開催時
演奏会開催時

講堂前通路

光のコントラストで目を引く空間に

Task

通路の奥が暗いため、講堂の入り口が開館中でも分かりにくいので、照明でアクセントをつけて入りやすくしたい。

Solution

既存蛍光灯型DLの色温度が3600Kくらいなので、4000Kタイプを選択。通常時は調光して周囲と同じ程度の色温度に調整。開館時にスポットを照らすことで、お客様を歓迎しているような雰囲気が出せました。

また、イベント開催時にロビーの掲示物、展示物をクローズアップすることができたり、受付を照らすことでパンフレットを持ち帰るお客様が増えるなどの効果がありました。

SALIOT ユニバーサルダウンライト MS-V3
SALIOT ユニバーサルダウンライト
MS-V3
講堂前通路

施設紹介

提供:国立新美術館

国立新美術館

国立新美術館は、コレクションを持たず、国内最大級の展示スペース(14000㎡)を生かした多彩な展覧会の開催、美術に関する情報や資料の収集・公開・提供、教育普及など、アートセンターとしての役割を果たす、新しいタイプの美術館です。

〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2

050-5541-8600(ハローダイヤル)

使用した機器の紹介

1台で様々なシーンを演出可能

1台のスマートライトで、色温度を電球色(暖色)~昼白食(寒色)まで自由に変更可能。

シーンに合わせて、簡単に照射対象・位置の選択範囲を変えることができます。

手元で簡単に操作が可能な“モバイルデバイス対応”

一台のモバイルデバイスで、スマートライトを100台まで操作することができます。

専用アプリで照明方向の上下左右、調光、配光角度、色温度の操作が可能です。

シーン機能により、ボタン一つで事前に記憶させた状態に設定が変更できます。

製品の詳細はこちら

パンフレット版のダウンロードはこちら