社員の努力と成果を称え、仲間との絆を育む「表彰式」――
これは単なる社内イベントにとどまらず、企業文化の核として大切にされている取り組みです。今回は、その表彰式に力を入れている企業様にお話を伺いました。
本記事では、表彰式の企画運営に携わってこられた天野様と、その舞台づくりを長年支えてきた制作パートナーである当社の対談を通じて、「表彰式」に込められた思いや演出へのこだわり、そして今後の可能性について語っていただきました。
この記事の目次
「仲間との強い絆」を体現する、グループの文化
――この表彰式は、御社にとってどんな意味を持つイベントなのでしょうか?
天野様:
表彰式は、創業当初から育んできた文化のひとつです。社員を称賛すること、そして私たちが大切にしている【仲間との強い絆】を体現する手段でもあります。壇上に立って称賛を受ける喜び、あるいはそこに届かなかった悔しさ、そうした感情が次の行動につながっていく。3ヶ月に1回の大切な節目として、社員のモチベーションを支える存在です。
表彰式の演出が、次の成果を生む
――毎回の表彰式で大切にしているポイントは何ですか?
加藤(電音):
壇上に立つ方の高揚感はもちろん、客席にいる方々が「次は自分も」と思える空気をつくること。それがこのイベントの価値だと感じています。だからこそ、一切途切れさせずに続けてこられたのだと思います。
天野様:
コロナ禍でもオンラインで開催を継続しました。いろいろな開催周期を試した結果、三か月に一回が一番モチベーションが維持しやすいとわかったんです。
なぜ電音エンジニアリングを選び続けているのか
――毎回、電音エンジニアリングに依頼している理由を教えてください。
天野様:
一度は他社に依頼しようと試したこともあります。でもやはり、私たちが大切にしている文化や思いなど、弊社の特性というか「直前まで決まらない」という点に関して理解していただけない会社さんが多いので。私たちの特性である「直前まで決まらない」「文化や思いを大切にしたい」という要望に、柔軟かつ的確に対応できるのは電音さんだけでした。
年々レベルアップしていく表彰式に、他社を使うのは正直怖いんです。
加藤(電音):
特にリアルイベントが難しかったコロナ禍には、他社の3Dスタジオなどで実施されていました。しかし、我々は“中間マージンを乗せない”透明性の高い体制でその正当性はアピールできたかなと思っています。イベント制作会社レベルで見ると、テクニカルな部分など細かく出すのは弊社ぐらいかと感じています。
天野様:
そうですね。あそこまで見積書の項目を細かくちゃんと出してくれると安心します。
「いて当たり前」の存在に
――電音エンジニアリングがいてよかったと感じる瞬間はありますか?
天野様:
正直、「いて当然」になっているので(笑)、あらためて考えるのが難しいんです。例えば社員数が増えたことによって、会場の分割やオンライン開催をお願いしても、電音さんは一切拒否することなく、すぐに「こうすればスムーズにいきますよ」と最善の提案を返してくれる。
弊社は「できる方法から考える」会社なので、電音さんも同じ姿勢で「できて当然」という前提で一緒に動いてくれるのがありがたいです。
さらに言うと、担当者だけでなく役員とも自然にやりとりしていただけるのも助かっています。もはや「社外の方」というより「一緒に表彰式をつくるチームの一員」という感覚です。
加藤(電音):
ありがとうございます。御社の表彰式という大切な文化に深く関わらせていただいているからこそ、自然とそういう関係性になっているのかもしれません。
ちょっとおこがましい言い方ですが、御社の役員の皆さまから「電音エンジニアリングは、うちのために働いてくれている」と認識していただいているように感じています。
顔や名前というよりも、「電音エンジニアリング」という存在自体が、会社の大事な活動や実績に貢献できているとしたら、これほど嬉しいことはありません。
印象に残った演出とは?
――印象的だった演出やエピソードがあれば教えてください。
天野様:
透過LEDやスーパーワイドスクリーンなど、私たちが知らない技術や表現を提案してくれるのがありがたいですね。
何年も続けていると、どうしてもマンネリ化します。でも、電音さんが常に「次の一手」を持ってきてくれるので、飽きずに進化を続けられています。
私たちとしても「何か変化を加えたい」という思いはあるんですが、テクニカルな部分は素人なので、自分たちでコンサートに行ったり、スポーツイベントを観に行ったりして「これ、うちの表彰式でも使えるんじゃないか?」と考えたりはするものの、それが本当に実現可能なのかどうかは分からない。
そんな時に、電音さんが「こういう方法ならできますよ」と実現に向けて道筋を立ててくれるのが、本当に心強いんです。

事例紹介|社員表彰式【3年ぶりに社員1,500名が顔をそろえて表彰式を開催】
加藤(電音):
それは逆に、私たちにとってもありがたいことなんですよ。
今の世の中って、演出のヒントが本当に無数にあって、一つの会社や組織だけで全てをキャッチアップするのは限界があります。だからこそ、御社のようにいろんなところに目を向けて、「これ面白そうじゃない?」とフィードバックをいただけるのは、自分たちにとっても新しい気づきや学びになります。
単にお客様とパートナーという関係ではなく、お互いにアイデアを出し合いながら、一緒にイベントをつくり上げていく。その協働のスタイルが私はすごく好きですし、今後も続けていきたいと強く思っています。
天野様:
ホテル以外の会場を依頼すると、最初は戸惑いながらも電音さんはしっかり対応してくれますよね。
ぶっちゃけ、最初に体育館を依頼した時って、どう思いましたか?
加藤(電音):
体育館という選択肢自体は“アリ”だと思いましたね。今回は「全社員が一堂に会する」という目的があったので、それを叶えるには既存の観覧席が使える会場は非常に魅力的でした。
これまでで一番大変だったのは、やっぱり会場レイアウトの調整です。例えば、以前の表彰式では、来賓のみ着席で、他は半立食という形式にしたことがあって。でも、立ちっぱなしは疲れるから椅子を追加したいというご要望が出たりして、図面の修正だけで10回以上やりとりした記憶があります。演出だけでなく、空間づくりにも強いこだわりを持って取り組まれているなと感じます。
天野様:
そうなんですよ。最近は社員の間でも「またホテル?」という空気が出始めていて(笑)
だからこそ、「まさかこんな場所で表彰式を?」という驚きとワクワクがある会場を求めるようになってきています。
加藤(電音):
確かに、企業によって会場選びの傾向はさまざまですね。実際にとある企業様は「毎回同じホールだと飽きるから、ホテルでやりたい」という声があるので、ずっとホテル開催にこだわっている企業様もいらっしゃいます。
続けることで見えてきた、演出と運営の“進化”
――表彰式を長年続けていく中で、演出や運営に関して、何か変化や進化を感じていらっしゃいますか?
天野様:
変化があったのは、電音さんというよりもむしろ、こちら側かもしれません。担当者が何度か変わったり、社内の体制も少しずつ変わってきている中で、それでも表彰式のクオリティを変えずに維持できているのは、加藤さんが軸としてそこをしっかり守ってくださっているからだと感じています。
実際に社内で「この演出って本当に必要なのか?」という議論が出たときもありました。最低限必要なラインを作った時に、別の役員が「ずっとこの表彰式を見てきている加藤さんの判断だから、そのラインは信頼していい」と仰っていたのが印象的でした。
社内でも、演出の“必要性”を語れる外部パートナーって、なかなかいないと思うんです。
社員からのリアルな反応は?
――今回の表彰式では、どんな反応がありましたか?
天野様:
「本物のプロのライブ会場のようだった」という声が多かったですね。特にバンドやダンスのコンテンツに出演した社員からは「あんな会場、あんな機材の中でパフォーマンスできるなんて普通じゃありえない」といった感想も出ていました。出演者にとっても特別な経験になったと思います。
また、ここ数年は「演出がマンネリ化しているのでは」という厳しい意見も出ていたのですが、今回は「今までと違うことができたから良かった」「改善点はあるけれど新鮮だった」という前向きな評価をいただけました。
さらに、全社員が一体となる空気感をつくれたことも大きな収穫です。これは、加藤さんに提案していただいたセンターステージの構成や、会場全体の設計が大きく寄与していたと思います。アンケートでも「全社員が集まることに対する満足感」が5点満点中4.7点と非常に高い評価をいただきました。
加藤(電音):
とはいえ、今回の表彰式の空気感は、やはり皆さん自身がつくり出したものだと思います。社員の皆さんの熱量なくしては成り立たなかったですし、私たちはその基盤を支える役割を担えたことが本当に嬉しいですね。
天野様:
あとは社員アンケートで「印象に残った会場」の1位に大田区総合体育館が選ばれたことが印象的でした。特別な設備があるわけではない“体育館”が選ばれたというのは、会場そのものではなく、そこで生まれた演出や雰囲気が評価されたということだと思っています。

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挑戦したい、新たな表彰式のカタチ
――今後、挑戦してみたいことはありますか?
天野様:
ユニークベニューと呼ばれるような新しい会場をどんどん開拓したいですね。ハウステンボスやUSJ、ディズニーランド、大井競馬場など、いつもとは違う場所で表彰式を行うことで「こんなところでできるんだ!」という驚きやワクワク感を演出したいです。
加藤(電音):
水族館や劇場なども検討しましたが、設備や制限が多く難しい面もあります。ですが、新しいチャレンジを一緒に考え、実現できるのがこの関係性の面白さだと思っています。
天野様:
会社が成長して社員数が増えていく中で、これまでと同じやり方を続けるのは現実的ではなくなっていきます。その時に今の形を維持しようとすれば、ただ予算が膨れ上がるだけ。ですから、やり方を変えていく必要があります。
例えば、東西で完全に分けて開催する、事業部ごとに開催する、一部は現地で一部はオンラインにする……。そういった工夫や変化は避けられないと思っています。
ただし、どんな形になっても大切なのは「社員が確かに称賛されている」と感じられること。この本質は絶対に失ってはいけないと思っています。

加藤(電音):
そこは変わらない部分ですよね。ただ、会社ごとに分けて開催するようになった場合「理念を理解したうえで演出をどう考えるか」という管理の難しさも出てきます。そういう場面で、私たち電音が分かれて複数の会場をサポートできれば良いですし、私自身も“分身”が必要になるくらい関わっていけたら嬉しいですね。
天野様:
もし会社ごとに分けて開催するようになった場合は、逆に割り切って演出をあえて最小限にして、その分ユニークな会場選びで特別感を出す、という方法もあり得ると思っています。その時には電音さんに、全体を俯瞰してコンサルティング的にフォローしてもらえると心強いです。
電音エンジニアリングは「なくてはならない存在」
――最後に、電音エンジニアリングを一言で表すと?
天野様:
あえて言えば、もう「社外の人だとは思っていない」です。社内の存在と同じくらい、自然に信頼しているパートナーですね。
加藤(電音):
「いて当たり前」と言っていただけるのは光栄です。これからも、当たり前の存在でいられるよう、全力で支えていきます。
イベントに関する演出でしたら、ぜひ電音エンジニアリングにおまかせください。
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