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導入事例|Web会議用 シーリングマイク施工(電音エンジニアリング ON studio内)

ON studioをより多様な用途でご利用いただけるよう、天井設置型のシーリングアレイマイクロフォン「RM-CG」を導入しました。

シーリングマイクについて

株式会社ヤマハミュージックジャパン

外部リンク:https://jp.yamaha.com/products/contents/proaudio/unified_communications/adecia/

シーリングアレイマイクロフォン「RM-CG」

自動追従する4本のビームとヤマハが長年培った音声信号処理技術により、複数話者の発言も逃さず捉え高品位で明瞭な音声による遠隔会議が行える、Dante対応のシーリングアレイマイクロフォンです。

音響の自動調整機能も搭載した遠隔会議用プロセッサーと組み合わせて、より簡単に、より高品位な音環境で遠隔会議をサポートします。

施工の様子

取付位置の決定

まずはマイクの取付位置を決定します。
会議のテーブルレイアウトを想定し、座席の中央にマイクが位置するように配慮しました。天井にあるエアコンやロスナイの中間に取り付けるため、美観も意識して細かく計測を行い、最終的に位置を決定しました。

取付位置を決めた後は、型紙を使い天井の開口部にマーキングを行いました。

位置を計測
開口部のマーキング

天井裏の設置環境をチェック

取付位置を決める際には、事前に天井裏の確認が必須です。機器を埋め込むスペースがあるか、配線を通せるかなどを考慮しなければなりません。

通常は点検口から天井裏をのぞき込んでチェックしますが、今回は取付環境が特殊だったため、照明器具を取り外して確認・対応しました。

照明器具の取り外し
天井裏を確認

天井の開口

マーキングした線に沿って、天井を円形にくり抜きます。天井のボードを取り除いた段階では、下地材(野縁など)が残っています。

天井のボートをくり抜き
開口部

開口補強

天井ボードを外した後、開口部に通っている天井の下地材を切断するために開口補強を行いました。下地材は躯体(スラブ)と天井ボードの間にあり、天井を構成するために大事な役割があります。それを切断しても強度やレベルを維持するために行うのが開口補強です。
天井裏のコンクリート面にアンカーを打設し、補強用の金具を固定したうえで下地材を切断しました。

アンカー打設

配線

マイク取付箇所の作業と同時進行で、配線用の壁コンセントも準備します。

これは天井の開口部に埋め込むマイク本体から、LANケーブルを経由し、遠隔会議用のシグナルプロセッサーに接続するためのものです。

配線作業中
壁コンセント

この作業も、柱の躯体をセンサーで調べながら、壁の奥にスペースがあるかを確認しながら作業を行いました。

壁コンセントの設置

シーリングマイクの取付

まずは、マイクと天井を固定するための金具を開口部にはめ込みます。

金具の取り付け
開口部

最後に、マイク本体と網目状のカバー(白色)を取り付けて施工作業は完了です。

マイク本体
カバーを取り付け

音質調整

施工後、実際にWeb会議を繋いで音質をチェックしました。

シーリングマイクの基本的な音質調整は、自動で行われます。収音範囲は半径4mほどに設定されているので、細かく設定したい場合はマニュアル操作で範囲を限定することも可能です。

音質調整中

ON studio 管理担当コメント

当社では、自社スタジオを遠隔コミュニケーションの際に利用しています。リモート商談では複数人の担当者から専門分野について説明する場面でシームレスに音声を届けることができ活躍しています。
また、全国の営業所との社内会議でも本社での話者が多く、クリアに聞こえると好評です。ON studioでは重要な遠隔会議の社外拠点としてもご活用できますので、是非ご利用お待ちしています。

株式会社ヤマハミュージックジャパン
外部リンク:https://jp.yamaha.com/products/contents/proaudio/unified_communications/adecia/


Web会議の音声が聞こえにくい、ポータブルマイクを都度設置する手間を減らしたい、などお悩みの方にオススメのシーリングアレイマイクロフォン。ON studioを使ったデモンストレーションも随時受付けておりますので、お気軽にお問合せ下さい。

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