私たちは宴会場設備のシステムインテグレーターとして、これまで様々な事例に対応してきました。
最近では、照明のLED化に関する問合せをいただくことが増えています。
そこで、今回は照明設備にスポットを当て、よくあるご質問とその対応策をご紹介します!
はじめに-現状-
高効率照明(例:LED照明、有機EL照明)については、2020年までにフローで100%、2030年までにストックで100%の普及を目指す。
経済産業省「省エネの指標や指標に基づく目標の設定について」
政府が掲げるエネルギー基本計画では、2020年までに出荷台数(フロー)100%、2030年までに市場規模(ストック台数)100%を目指すと宣言しました。
これにより、蛍光灯器具の生産終了による蛍光灯器具の値上げが進み、LED照明などの高効率照明への切り替えが進んでいます。
2023年6月、大手電力会社による電気料金の値上げが行われます。また、原材料の価格高騰によって、LED照明も値上げが行われています。
今後も電気代およびLED照明の高騰が続くことが見込まれるため、なるべく早くLED照明に切り替えることをおすすめします。
よくある質問1
高額な費用がかかると言われており、照明のLED化を中々進められていない。
設備ごとに改修を進めるので、お客様に負担の少ない形で改修計画をご提案します。
電音ができること
機材の一部に不具合が起きているが、高額な改修費用のために現場の運用でカバーしている箇所はありませんか?
機材に不安を抱えたままで宴席対応を行うことは、操作ミスも誘発しかねません。もしかすると、照明がつかなくなってしまう…なんてことも。
しかし、ホテルには宴会場以外にも客室・レストラン・共用部など、メンテナンスが必要な箇所が様々あり、特定の設備に多額の予算をかけることが難しい場合もあるかと思います。
そこで緊急度の高い場所から段階的な改修を行うことで、お客様の負担を軽減します。
【改修計画例】
よくある質問2
LED電球は細かな調光が出来ないので、演出には不向きと聞いたけど…
「機器の組み合わせ方」がポイントです!
用途に合わせた機器・回線を選定いたしますので調光は可能です。
電音ができること
実際にスポットライトをLED照明に変えると、下記のようなトラブルが発生する可能性があります。
同じダクトレールに設置した複数台のスポットライトを消灯する時
一つのフェーダーで操作しているのだが、なぜか消えるタイミングがバラバラになってしまう…
調光卓のフェーダーを下げていく時
もっとフェードアウトさせたいのに、40%まで降ろしたところでパッと消えてしまう。
電音エンジニアリングでは、電球・調光回路等の選定段階からアドバイスや事前の動作検証をお手伝いします!
よくある質問3
数十年来の設備で関連資料も無く、どこに頼めばよいか分からず困っていました…
既存設備の改修も可能です。
会場内や既存機器の調査から行い、状態を把握した上でご提案します。
電音ができること
導入から数十年経ってしまうと当時の担当者が退職されている場合もあると思います。
資料も十分に残っていない場合、現在の担当者が設備の仕様や現状を完璧に把握することは難しい場合も…
その場合、まずは点検を行って既存設備の仕様や現状を見える化します。
改善が必要な箇所が複数ある場合は、問題が深刻な場所や大きなトラブルに繋がりかねない所から修繕することも可能です。
照明設備入替のご相談や既存機器の不具合対応、照明や映像を用いた空間演出のご提案など照明に関するお困りごとは、電音エンジニアリングにお任せください!
設備改修工事は、初回打合せから引き渡しまで最短で3ヶ月程度かかってしまうため、少しでも気になる方がいらっしゃいましたら、お早めにご連絡下さい。