ウェスティンホテル横浜様の婚礼商品としてプロジェクションマッピングや会場を華やかに演出するエフェクトを制作しました。
この記事の目次
施設概要
ウェスティンホテル横浜様
所在地:〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい4丁目2-8
URL:https://www.marriott.com/ja/hotels/tyowy-the-westin-yokohama/overview/
(外部リンク)
制作のポイント
実際の制作フローに沿って、動画制作のポイントをご紹介します。
制作スピード:ご提案から納品まで5ヶ月
ヒアリング・打ち合わせ
初回の打ち合わせでは、プロジェクションマッピングの目的やテーマなどをヒアリングし、映像の方向性を具体化していきます。
今回は、ホテル様より「披露宴を盛り上げる華やかな演出をしたい」というご要望をいただき、
プロジェクションマッピングの採用が決定しました。
テーマは「JOURNEY TO YOKOHAMA」
・みなとみらいの街並みや海などを取り入れ、見ている人が実際に観光しているような映像にしたい
・クルーズウェディングと関連づけた内容を盛り込みたい
テスト投影・計測
まずは会場でプロジェクターを仮設し、壁の凹凸や柱の位置など「どこに何があるのか」を記録します。
また、実際にサンプル映像を投影することで映像を映した際の色味の出方を見ていきます。
プロジェクションマッピングの特性上、こうした現地確認は必ず必要であり重要な作業になります。
構成検討(絵コンテでイメージの摺り合わせ)
当初のご希望は、3DCGの使用は最小限で、実写動画や写真をメインとした、ラグジュアリーホテルのPR動画のように洗練された優雅なテイストのものでした。
そのため、ポップすぎる雰囲気は避け、落ち着きのある大人っぽい映像をイメージして制作。
曲調も、ポップになりすぎず、落ち着きすぎない、ホテル様のブランドイメージと調和する「ちょうどよいバランス」の曲を選定しました
映像制作
映像制作にあたり、冒頭のクルーズ船に乗り込むシーンや最後のシーンなどは、3DCGで制作した仮想空間を取り入れてはどうかと新たに提案しました。
ただし「実写のような質感を損なうのでは」という懸念がおありだったため、仮想空間のデモをご試聴いただき、ご納得いただいてから制作を進めました。
クルーズ船に乗り込むシーン
試写
高砂や円卓、装飾を実際に設置した本番同様の披露宴会場の状態にした試写会を実施し、イメージのすり合わせや映像の調整を行いました。
①映像イメージのすり合わせ
②全体の色味
③映像やパーツを大きく出したほうがいいのか
➃文字のサイズ
⑤高砂の布地のジョーゼットを含めた高さの調整や映像の出方を確認
試写を行った結果、
「海中から海面へあがるシーンもあると良い」
「バスの中から街並みを眺めるシーンを取り入れたい」
というオーダーを受け、
海中の仮想空間や横浜を象徴するレトロな赤いバスをイメージした3DCGオブジェクトを追加制作しました。
完成
試写での確認項目を含めた修正作業を行い、無事に完成したプロジェクションマッピングをウェディングフェアでお披露目することができました。
SCENE EFFECT
プロジェクションマッピングの他、会場を華やかに演出する8種類のエフェクトを用意しました。春をイメージした桜の花びらが舞うエフェクトや無数のランタンが空に舞う演出で幻想的な光の海を表現。また、和装の結婚式をイメージした和柄のエフェクトを用意しました。
①SAKURA
②LANTERN
③WANOHANA
これらのエフェクトを取り入れることで、再入場やケーキ入刀などのシーンをより印象的に演出することができます。
▶ゲスト席からの見え方
▼その他のSCENE EFFECTはこちらからご覧ください
お客様の声
実際の運用はまだ始まったばかりなので、今後の展開を楽しみにしています。引き続き電音さんと連携しながらコンテンツをブラッシュアップし、当ホテルの婚礼商品をさらに魅力的にしていきたいと考えています。
映像制作スタッフからのコメント
初回からお打合せを重ねていく中で、ホテル様のご希望イメージが変貌していくのを感じましたが、沢山のご意見やイメージをホテル様より共有いただけたお陰で、最終的には、ファンタジー要素もありながらも、当初のご要望は保ったものとして完成させることが出来ました。
我々はホテルに常駐していた経験があるからこそ、現場での映像の見え方を理解した上で、打合せや制作を進められることが強みだと思います。
そのノウハウを継続して新たな案件へと反映させることで、技術のブラッシュアップを続けています。
当社では、企画構成や台本作成といった段階からの動画制作をはじめ、カメラ中継や収録、編集など映像にまつわるあらゆる業務を承ります!
「こんな映像つくれないかな」といったお話でも構いません。
ご相談事がございましたら、お気兼ねなくお問い合わせください!