導入事例|宴会場照明設備のLED化(高山グリーンホテル様)

高山グリーンホテル様トップ

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岐阜県高山市にある、高山グリーンホテル様の大宴会場「天山」には大きな舞台が備わっており、ディナーショーなど各種イベントに利用されています。今回は舞台を始めとしてよりエンターテイメントな演出が出来るよう、LED照明への改修工事を行いました。

施設概要

施設名:高山グリーンホテル様
住所:〒506-0031 岐阜県高山市西之一色町2-180
改修会場名:天山 (天領閣2F)
広さ:622.4㎡
収容人数:最大500名
URL:https://www.takayama-gh.com

高山グリーンホテル

お客様の課題

宴会場のオープンから24年が経ち、照明設備の老朽化が目立つようになっていたため、設備改修を検討されていました。

しかし、照明LED化工事は高額で設備投資に踏み切れず、当社にご相談いただきました。

導入設備一覧

舞台演出照明のLED化
・ホリゾントライト:10台
・スポットライト
  フレネルレンズスポット:5台
  PARライト:16台

客電(会場照明)のLED化
・レールスポットライト:20台
・間接照明:412台(予備を含む)

調光盤・調光卓の改修
・調光盤:1式
・調光卓:1式

提案のポイント

設備の全面改修ではなく“部分改修”を提案

現場調査を行った結果、活用できるものはそのまま残す「部分改修」を提案しました。それにより半分以下のコストダウン工期短縮を提案させていただきました。

cost down cost down 部分改修にすることでコストダウン

cost down cost down 短期工事にすることで売り止めの影響を回避

電音担当者に聞いてみました。

●なぜ部分改修にしたのか

お客様へのヒアリング時に優先度と重要度を一緒に検討しました。その後、3パターンのお見積書とご提案書をお持ちし、打ち合わせを重ねました。その結果、今回の工事で改修するべきポイントをお客様に選定していただき、最適な部分改修をご選択いただきました。

●あえて改修しなかった箇所とは

今すぐに入れ替える必要のない、隠ぺい配線を再利用しました。それにより、工事費用と材料費を大幅に抑えることができました。
 

入念な準備で工期を短縮

当初、工事に必要な日数は9日間を想定していました。
しかし、宴会場の売り止めによる影響を最小限にするため、既存設備の情報収集を重ね、詳細な作業計画を立てられるよう、社内で検討を重ねました。

その結果、工事にかかる日数を5日間、調整とお客様への引き渡しを2日間とする計7日間に短縮した計画を立てました。

さらに、実際の作業でもこまめに進捗管理と調整を行ったことで工事日数を1日短縮し、最終的には実質6日間で工事~お引渡しまでを終えることができました。

工事中1
工事中2
工事中3
工事中1
工事中2
工事中3
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工事の様子

作業工程

●当初の予定

高山GH作業工程1

当初は作業内容を踏まえて、9日間の作業工程を想定していました。

●緻密な計画で2日間短縮

しかしホテル様からの希望もあり、工期を短縮するため照明設備の強電工事と弱電工事を2社で同時進行することにしました。同時に作業に取り掛かれるように工程を整理し、滞りなく進められるよう準備を進めたことで、5日間の作業日程を3日間に短縮することができました。

●現場管理でさらに1日短縮

工事を開始してからも作業を随時前倒して行うことで、1日早く工事を終えることができました
現場作業の管理を徹底し、不具合やトラブルによる修正作業が無かったことが要因です。

また当社では機器同士の配線は事前に行い、動作確認を行った上で実際の会場に搬入します。
それにより現場での作業工程を短縮できるほか、機器の不具合といったトラブルの防止にも繋がります。

照明LED化によるコストダウンをシミュレーション

照明のLED化によって、ランニングコストは大幅な削減が見込まれます。
しかし、部分工事の場合でも照明のLED化工事は高額な初期投資が必要です。

そこで設備投資によるランニングコストの削減を実感いただくため、既存設備から改修した場合の電気代を試算して、お客様にご説明しました。


シミュレーション条件

照明台数

電球アイコン

点灯時間

時計のアイコン

稼働日数

カレンダーのアイコン2

電気料金

白抜きの円アイコン2

舞台照明と客電(会場照明)の既存台数を元に、使用時間と電気料金を仮定してシミュレーションを行いました。

電音担当者に聞いてみました。

●シミュレーションの目的は

お客様の課題として、高額な照明LED化工事に踏み切れずにいたことがありました。

そこで、どのくらいの期間で改修工事による投資費用を回収できるのか、分かりやすくご説明したいと考え、シミュレーションを行いました。
それにより費用面も納得いただいた上で、改修工事を進めることができました。
 

改修後の様子

舞台演出照明のLED化

舞台の色演出には欠かせないホリゾントライトをLEDタイプへ。

舞台上を青空や夕焼けなど色で表現するために使う照明をLEDにすることで鮮やかに、より緻密に多彩な色で演出できるようになりました。

LED照明_青
LED照明_青
LED照明_緑
LED照明_青
LED照明_カラフル
LED照明_青
LED照明_緑
LED照明_青
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客電(会場照明)のLED化

宴会場全体で使っていた間接照明の蛍光灯をLEDタイプへ改修。


LEDの効果により省エネと、従来より明るい会場の両立を実現しました。

客電1
客電2
客電3
客電1
客電2
客電3
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お客様の声

①電音エンジニアリングを選んでいただいた決め手は?

きっかけは東京にある系列ホテルでの施工管理実績を聞いて紹介を受けたことです。他社との相見積の結果、施工期間や価格面で御社の条件が良かったため、選定いたしました。 

②工期を短縮したことで、良かったことは何でしょうか?

館内で一番稼働が高い宴会場の施工という事もあり営業損失を気にしていました。しかし施工期間を短くしていただいたことで、営業損失を最小限にとどめることができました。

③新しい照明設備になって、使い勝手は変わりましたか?

調光卓が新しいものになり、お客様へ新しい提案ができるようになりました。今後は機材管理の維持のしやすさや、ランニングコストの低減を期待しています。 


セールス・エンジニアそれぞれが、お客様のニーズを引き出し、理解し、応えることでお客様満足に繋がりました。

それが、電音エンジニアリングのチーム力です。
照明・音響・映像システムの設計・施工・保守点検業務に限らず、オペレーションやイベント企画のご相談まで幅広く対応する事が可能です。

どれか一つでもお悩みの際は、まず私たちにご相談下さい。

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