遠隔授業や分散授業を効果的に行うため、日本赤十字九州国際看護大学様の講義室4部屋に、講義収録システムと映像設備を導入しました。
この記事の目次
施設概要
依頼内容
● 講義収録・配信を行うためのプラットフォームやカメラを導入したい
● 授業を効果的に行うため、講義室にプロジェクター・スクリーンを設置してほしい
当社からの提案
● 遠隔授業や4つの講義室同士で行う分散授業をスムーズに進めるための、講義収録システムと映像設備
● 明るく大きな映像を投影するスクリーン・プロジェクターで、生徒のスクリーンの見やすさを改善
● iPadを持って歩き回りながら授業をしたり、生徒の発表時には自席から簡単に映像を表示できる、ワイヤレス映像伝送システム
導入設備
講義収録システム『Panopto』
『Panopto（パノプト）』はクラウド型の動画収録・配信ソリューションで、遠隔授業のために必要な収録・配信・編集・視聴・管理機能を備えています。
Zoomでライブ配信した映像を講義収録システム『Panopto』に保存することで、学外からでも生徒が授業映像を自由に視聴できるようになりました。
保存した動画は『Panopto』上で加工でき、カット編集やチャプタの設定、理解度をチェックするクイズなどを組み込むことができます。
また、動画音声から自動でキャプション（文字起こし）を生成し、生徒の内容理解を助けます。
自動追尾カメラ
自動追尾カメラで撮影した映像は、ZoomやPanoptoを使った遠隔授業などに利用します。
授業をしながら動き回ったとしても、常に教師を認識して映像に収めることができます。
カメラの画角は教壇の卓上ボタンでも操作可能です。講義中に簡単に向きを変えたり、ホワイトボード・スクリーンの一部を拡大できます。
使用中の様子
プロジェクター・スクリーン
プロジェクターと、電動昇降スクリーンを更新しました。以前は暗く解像度も低いプロジェクターだったため、スクリーンが見にくいと生徒からの声がありました。そこで6,000lmの明るいプロジェクターと、120インチの大型スクリーンに更新したことにより、映像がきれいで見やすくなりました。
ワイヤレスプレゼンテーション＆コラボレーションシステム『Cynap Pure』
『Cynap Pure（サイナップ ピュア）』は無線で映像を伝送できるようにするための設備です。
PCやiPadの画面をワイヤレスで映像伝送することが可能です。最大4画面表示まで対応できるため、生徒の発表などに活用できます。
サウンドプロセッサ
講義室で使用していたワイヤレスマイクの音声をZoomを通して配信するための設備です。
Zoomの相手側音声も、サウンドプロセッサを経由して既存のスピーカーから拡声しています。
機器本体は、教壇に置かれている操作卓の空きスペースへ組み込んでいます。
お客様コメント
遠隔授業用の設備やプロジェクターを導入しようと思った理由を教えてください。
本学は、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）により、新しい生活様式に従い3密を避け、ハイフレックス型授業にも対応できるICTを活用した効率的な学修を目指すため、遠隔授業の環境整備を導入しました。
この環境整備は、本学のデジタルトランスフォーメーション（Digital transformation:DX）推進計画によるものでもあります。
電音エンジニアリングを選んでいただいた理由、また当社に期待していたことはございますか。
今回、初めて電音さんに遠隔授業用設備を導入して頂きました。導入当初からこちらの要望を柔軟に対応して頂きました。
また、何事にも迅速に対応して頂いた点は、非常にありがたく思いました。設備導入のスケジュールについてもこちらの要望通り、授業に影響の無いように作業を実施して頂き、こちらも安心してお任せすることができました。
今後共、現状の教室環境設備のメンテナンスも含め、宜しくお願い致します。
今回の設備導入の次のステップとして考えていること、また今後の展望があれば教えてください。
今回は、既存設備に追加する設備更新を行いましたが、操作性は、従来通りとなっております。今後は、特にユーザビリティが向上する操作性が確保できるような設備を導入出来れば良いと思っています。
また、今回は特定の講義室に遠隔授業設備を導入しましたので、今後は他の教室にも拡張することで、場所にとらわれず柔軟に分散授業やオンライン授業が可能となるように追加整備をしたいと思っています。
当社は専門学校や大学の音・光・映像について様々な提案が可能です。
遠隔授業の実施や、設備の導入・更新を検討されている方は、こちらのフォームからお気軽にご相談ください。
