クルーズ客船「にっぽん丸」様から、より船旅を満喫できる設備として、ソーシャルディスタンスを考慮した新しい演出「ライブキッチンシステム」や客室・ホールに音と映像の設備更新を当社にご依頼いただきました。
船名:にっぽん丸
総トン数:22,472トン
全長:166.65メートル
幅:24.0メートル
乗客数:532名 (最大時)
運航会社:商船三井客船株式会社
URL:https://www.nipponmaru.jp/
この記事の目次
導入設備
観て楽しい・食べておいしい「ライブキッチン」
メインダイニング「瑞穂」には、ソーシャルディスタンスをとりながらシェフが調理する様子や普段見ることの出来ないプロの技を楽しむ事が出来るライブ配信システムを導入。食事をしながらダイナミックな調理映像を楽しめます。
・料理のこだわりや作る際のポイントなどを、シェフの口から直接聞ける。
・カメラの目の前でシェフが調理し、実際にその作られた料理がすぐに出てきて食べられるので、臨場感が伝わり迫力満点。
・より魅力的に映せるように周囲の状況に合わせて、照明の明るさや色を段階的に調節が可能なようにしました。
・カメラや照明など必要なものを全て一体化しコンパクトに設計されており、操作が簡略化されているので、プロのオペレーターがいなくても簡単に配信が可能。
・ライブ配信の映像をタブレットにも映せるので、キッチン側に設置すれば、その映像をリアルタイムで確認することが出来る
カメラは、船のエンジン振動を考慮して、揺れに強いアクションカメラを選定しました。アクションカメラならではの、より近い位置で繊細な調理の撮影が可能です。また、限られたキッチンスペースの邪魔にならないようコンパクトな撮影機器を組み込むフレームを特注で設計しました。
当社では、専門のオペレーターがいない等、配信環境に応じたシステムを構築することが可能です。船に限らず、多種多様な環境に合わせたシステムを設計したいというご相談もお待ちしております。
キッチン側
・アクションカメラ
・5.5インチモニター
・タイピンマイク
・超薄型手元LED照明
・特注撮影機器フレーム
レストラン側
・75インチ液晶ディスプレイ
・ブルーレイプレイヤー
・トラベルルータ
・ライブ配信機
・司会者用8インチタブレット
スイートルームの音響・映像設備更新
スイートルームには、大型液晶テレビを設置。3次元の立体音響を楽しめるデュアルサブウーファー内蔵スリムサウンドバーを取り入れ、映像にも音にもこだわれる客室になりました。
・50インチ液晶モニター
・サラウンドシステム
・ブルーレイプレイヤー
・24インチ液晶モニター
ドルフィンホールの音響設備更新
コンサートやショー・ダンスホールにもなる「ドルフィンホール」には欠かせない音響機材を一新。
・1階席用メインスピーカー
・2階席用メインスピーカー
・サブウーファー
・パワーアンプ
船舶ならではの設計・施工と当社の強み
このように、海の上である船舶ならではの設計を始めとして、特殊環境への設計・施工も対応可能です。
船舶に関する設計・施工をお考えの方は、ぜひ電音エンジニアリングにお問い合わせ下さい。