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EP.7 信頼感のある言葉を伝えるために

株主総会主催者

できるだけ目線を下げずにカンペを読む方法はありませんか?

株主総会は、会社にとってはとても重要なもの。
状況によっては少しの粗相で株主からの信頼をなくしてしまう緊張感のある会です。

そんな雰囲気だと、カンペの為とはいえ少し目線を下げるだけでいい印象を持たない方もいらっしゃいます。

そこで提案したのが「プロンプター」です。

ちまたでは防弾ガラスと勘違いされることもありますが、東京オリンピックの招致の際や各国の大統領の演説等にも使われているすごい機材です。

プロンプターは、演説者の前方にガラス板を設置しそこに原稿を映し出すという仕組みになっており、原稿のスクロールもオペレーターが行います。

原稿をみるためには顔を前に向ける必要があり、結果的に常に目線をあげた状態になるのです。

もちろん、聴衆側からは原稿が見えることはありません。

さらに、プロンプターに映し出す文字はリアルタイムに変えることができます。

通常株主から予想外の質問がきた場合、裏で待機している弁護士が答えを考え発言者に紙メモを渡す、というやり取りがあるのですが、プロンプターがあれば弁護士の打ち込んだ文字をリアルタイムに映し出せるため、このやり取りの必要がなくなります。

これらの良いところを無駄にしないため、セッティングはきちんと行う必要があります。

特に ガラス板の角度 です。

使う照明によって反射した光で聴衆が眩しさを感じてしまうことがあります。そこで反射しないように照明の角度を変えたり、照明自体を取り外すこともあります。

こうして株主からの信頼をなくさないための注意はとても大切なことです。

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