今年で4回目となる本イベントには、ヤクルト・ソフトバンク両社の社員をはじめ、ご家族や友人も含めた総勢250名が参加。会場は、まるでスタジアムのような熱気に包まれました。当社は、会場内の音響・照明・映像演出をトータルで担当。スポーツ観戦にエンタメ要素を加えた“観るだけではない”体験型イベントとして、企業交流の場を華やかに演出しました。
この記事の目次
イベントの概要
催事名
TAKESHIBA LIVE VIEWING
https://www.takeshiba2020.com/(外部サイト)
催事内容
港区に本社を構える企業同士の交流イベントとして、東京ポートシティ竹芝 ポートホールで「日本生命 セ・パ交流戦 東京ヤクルトスワローズ VS 福岡ソフトバンクホークス」のライブビューイングイベントを開催。
会場
東京ポートシティ竹芝
ポートホール
当社の担当業務
当社はポートホールのテクニカル部分にあたる音響・照明・映像演出とホワイエに設置したLEDディスプレイの設置を担当しました。
音響:各種音声の調整(マイク/映像音声/スピーカー)
照明:会場照明(ステージ照明全般/ムービングライト)
映像:会場映像のスイッチング(VTRの切り替え)、LEDディスプレイの設置
イベントのポイント
光・映像・音で創る、臨場感あふれるライブビューイング
ホールに常設された壁一面に広がる大きなスクリーンを活用したメインステージでは、ステージ上部に照明機材としてLEDカラーバーを設置。また、試合展開に合わせて色や明るさを変化させることに成功。鮮やかな照明演出により、応援団による試合の盛り上がりを高める効果となりました。

会場となったポートホールの大きな特徴の一つが、壁一面に常設された400インチスクリーン2面分の映像空間です。ポートホールのスクリーンは周囲の照明環境に左右されにくい特殊な光学構造を持ち、明るい空間でも高コントラストで鮮明な映像投影を実現できます。一般的なスクリーンと異なり、照明による映り込みや白飛びが抑えられるため、映像と演出照明を組み合わせても、映像の視認性が損なわれないという利点があります。
今回はその特性を最大限に活かし「まるでスタジアムの大型ビジョンを再現したような画面構成」を行うため、中央にはライブ中継映像、左右には両チームのスコア表示を配置し、どの席からも視認性の高い観戦環境を実現しました。
イベントでは、各チームの応援団が登場し、会場を巻き込んだ本格的な応援演出を実施。応援歌やチャンステーマなど、場面に合ったBGMを各所で流しながら、試合の展開にあわせた照明演出の連動で、場内を盛り上げました。
特に得点シーンなど会場が盛り上がる場面では、その都度オペレーターが状況を見ながら照明の色や動きをリアルタイムで調整。
試合の展開に合わせて空間全体の雰囲気を変化させることで、観客の感情と連動したダイナミックな演出が可能となりました。
照明と音響が一体となり、会場全体が試合の一部として“参加している”ような没入感を生み出しました。
“ただの映像鑑賞”に留まらない、参加者が試合の展開を体感できる演出により、企業イベントとしての一体感や高揚感をより強く印象づける場となりました。
照明×ミラーボールでの特別演出
試合の盛り上がりのピークをさらに高める演出として、ミラーボールと照明を連動させた空間演出を投入。天井に吊り下げたミラーボールが回転し、そこに照明をシンクロさせて多方向に広がる光の粒を投影。
特にホームラン時の演出では、歓声とともにミラーボールが輝き出し、会場が“祝福ムード”に一変。まるでコンサートやショーのような雰囲気の中で、観客の感情が大きく動く瞬間をつくり出しました。
▼実際のミラーボール演出
これらの演出は、スポーツ観戦の枠を超えた「特別な体験」として記憶に残る仕掛けとなり、企業イベントとしての価値を一層高める結果となりました。
ホワイエにも特設スペースを設置
今回のイベントには、ヤクルト・ソフトバンク両社の社員やご家族・ご友人など総勢250名が来場しました。
そのため、多くの参加者が快適に試合を楽しめるよう、メイン会場となるホールに加えて、ホワイエにも特設の観覧スペースを設置しました。
ホワイエには映像設備の常設がなかったため、当社保有の135インチのLEDディスプレイを設置。メイン会場と同様に、試合中継をリアルタイムで放映しました。
映像の鮮明さや音響環境にも配慮し、立ち止まっても座ってもストレスなく楽しめるサブ会場として機能しました。
このように、メイン会場にとどまらず施設全体を活用しながら、柔軟な機材運用で多拠点型の観戦環境を構築。参加者一人ひとりが自分のペースで観戦を楽しめる、ゆとりある空間づくりにつながりました。
LEDディスプレイの搬出入
今回は、当社保有のLEDディスプレイを設置しました。
約2.5mの高さがあるLEDディスプレイはサイズが大きいため、通常の会場では搬入経路が課題になることもありますが、ポートホールではその心配がありません。
直接ホール内まで車両で搬出入が可能なため、LEDディスプレイも無理なく運び込むことができました。
お客様の声
今回のイベントの目的は何ですか?
ビルテナント及び竹芝エリアで働くワーカー、住居者向けのおもてなしイベントとして実施しています。このビル(エリア)で働いていて良かった、住んでいて良かった!と思って頂ければミッションコンプリートです。
参加者の反応はいかがでしたか?
100点満点を越えていきました。
イベントを終えての電音エンジニアリングの印象を教えてください。
満足度高く実施出来たのは電音さんの確かなオペ技術と柔軟な対応のおかげです。一緒に楽しんでくださっていることも、とても嬉しいです。
今後、弊社に期待していることはありますか?
ミラーボールを越える演出に期待しています。昭和を感じるロマンチックな演出である点は継続してほしいです。
担当スタッフのコメント
今回のイベントは「大きなスクリーンで試合を観戦できる」という所が一番の魅力だったため、場面ごとのメリハリを大切にした照明演出を行いました。
試合中はスクリーンを妨げないように動きを抑える一方、応援歌を歌うシーンや得点が決まった瞬間はミラーボールやムービングライトを使用し、会場全体を華やかに彩ることでお客様の熱量を底上げできるように意識しました。
お客様と共に試合の展開に一喜一憂しながらオペレーションに挑むという、他のイベントでは中々味わえない貴重な体験を楽しませていただきました!
会場紹介
ビルの1階に位置する「東京ポートシティ竹芝 ポートホール」。
世界へ向けた国際ビジネスの拠点となる、多種多様なイベントに対応可能な設備を有する大型イベントホールです。
スクール形式で最大354名が着席でき、大型セミナーや国際会議場として利用できます。また、国内最大級の400インチ 2 面分のスクリーンと 20,000lmの高輝度プロジェクター2台からなる映像機材と豊富な照明機材を常設し、車両展示や新製品発表会、eスポーツなど様々なイベントにも対応するスペックを備えています。
施設概要
最大収容人数
スクール:354名 シアター:448名
面積
ホール:522㎡ ホワイエ:366㎡
天井高
ホール:5.5m ホワイエ:5m
>より詳しく知りたい方はこちら(外部リンク:https://www.portcity-hall.tokyo/facility/port-hall/)
ポートホールでは壁一面に設置された国内最大級のスクリーンによる幅広い画面構成を活かした映像演出が可能です。
「こんなことできるのかな?」といったご相談でも構いません。イベント開催をお考えの際は、是非お気軽にご相談ください。